WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

ヴィクトリアマイル観戦記

新緑の府中に半年ぶりに参戦。
今年もヴィクトリアマイルを観戦してきました。
GIの中では比較的穏やかな開門ダッシュとなるヴィクトリアマイル
6時起きでは早すぎるくらいで、8時50分の開門でも十分間に合うくらい。
結果、楽々とベストポジションに腰を落ち着けることが出来ました。
ダービーもこうならいいのに・・・。


最近馬券の調子が悪い私だけど、府中は通年そこそこの成績。
半年ぶりとはいえ、負けるつもりはなかった。
そしてまさにそこそこの成績を残しつつメインを迎えたのである。
ちなみにメインの結果は関係なく若干の浮き程度。
どうせなら完勝して帰りたい。
パドックを見に行った。


と言っても確認だけだ。本命は既に決まっていた。
ディアデラマドレである。


ディアデラノビア譲りの、それ以上の末脚は驚異。
前走の上りは31.9!?
新潟の直線じゃあるまいし、そんな異常な数字を叩き出せる脚があるならば、差しの決まる今日の府中ならぶっこ抜けるはず。
問題はマイルは1ハロン短いこと。
前半ついて行けなければ、鬼脚をもってしても届かないかも。
スタートとペースがうまくかみ合ってくれることを願った。


返し馬でも落ち着いていい雰囲気。
これなら出遅れないんじゃないかなぁ。


一方、ここで断然評価をされていたヌーヴォレコルト
確かに強い牝馬だが、最強女王クラスと比較すると疑問符。
マイルの切れ味勝負が向くとも思えず、評価は下げた。


馬券はディアデラマドレ1着付けの3連単でさぁ勝負。
スタート。
あちゃー、やっぱ出遅れたー!
結局今回も行き脚はつかなかった。
少しずつポジションは押し上げたけど、さぁ届くのか。
流れは早めに見えたが、直線を向いてもまだ縦長の嫌な展開。
こうなってくると、ペースが速くてもなかなか後ろからでは届かないもの。
直線半ばでは、ほぼ前の馬が残ることは決定的と思われた。


そんな中で先に抜け出したのがケイアイエレガント


脚色から残るのではと思った。
しかしその瞬間、ぐいっと抜け出した馬が一頭。
ストレイトガールだった。


悲願のGI勝利を鮮やかに決めて見せた。
ストレイトガールかぁ。
確かに去年は見せ場十分だったし、高松宮記念は道悪が全てだった。
十分狙える馬だったけど、今回は盲点に入ってたなぁ。
結局NHKマイルCもそうだったけど、GIでは極端な追い込みは決まりづらく、好意差しこそがベストな脚質。
ディアデラマドレみたいな馬ではなかなか嵌りはしない。
いや、馬群を縫って凄い脚で伸びてはいたんだけどね・・・。


そんなことよりも3着に18番人気のミナレットが逃げ粘って、3連単は2000万馬券
もう笑うしかない。
穴男江田照男の真骨頂を見た。ほんとこの男は時々やってくれる。
ヌーヴォレコルトはなんとも微妙な着順の6着。
懸念通りの切れ負け。むしろ宝塚記念とかの方がいいかも。
結局、メインはしっかりと外し、微増の収支で家路につきました。


穴を狙うなら追い込みよりも前の馬を狙え、それはもはや現代競馬の常識なのかもしれない、そんなことを思った今年のヴィクトリアマイルでした。
次回遠征は再来週の聖戦です。