安田記念観戦記

府中連続GIオーラスの安田記念に参戦してきました。
朝6時半起きで競馬場に出陣。
折からの雨も止まず、客足も遠のくかと思いきや、熱心な競馬ファンには関係ないみたいで・・・。
それでも滑って危険な開門ダッシュの結果いつもの好ポジションをゲット。
細かい雨が風に乗ってスタンドに降り注ぐ悪環境の中1日がスタートした。

府中には4週連続で来ていたけど、ここまで3週完敗だった。
負債を取り戻すのは難しいかもしれないけれど、せめて最後くらいは勝って帰りたい。
今日は3連単を多めに買ってみました。
成果が出たのは3R。ここをきっちり取った結果、3連単はギリギリ万シュウ。
もしかして今年初の万シュウ？遅すぎだけど、これで気は楽になった。
その後も10Rを馬単で本線的中し、どうやら今日の勝ちは確定したっぽい。
安田記念はさらなる大振りで挑んだ。

今回の目玉はドバイで世界を驚かせたジャスタウェイの存在。
単勝は断然人気の1.8倍。
だがつけ入る隙はいろいろありそうな気がした。
まずは誰もが疑う極悪馬場。こればかりは走ってみないとわからない。
マイルの距離も今現在では若干短い嫌いもあった。
そして主戦福永から柴田善臣への乗り変わり。
これが大いなる問題点。
何しろGIを1番人気で勝ったことのない騎手。
そしておそらくは、GIでぐりぐりの1倍台の馬に騎乗したことはないと思われた。
イメージ的に取りこぼしが考えられた。
馬券はジャスタウェイを2着固定した3連単を手広く購入。
レースがスタートした。

極悪馬場もあって、各馬早め早めの競馬。
そんな中ジャスタウェイは中段やや後ろの内々。
いよいよやってしまうか、と不穏な空気が流れだす。
まず最初に抜け出したのは、なんとグランプリボス。

この16番人気の超伏兵の激走に悲鳴が上がる中、内から何やら忍び寄ってくるではないか。
これはまさか・・・。

ジャスタウェイだ。不良馬場も、荒れた内々も物ともせず猛追。

猛追！
そして並んだところがゴールだった。

見た感じ残したか、差したかわからなかったが、リプレイを見れば一目瞭然。
交わしていた。
善臣らしいと言えば善臣らしいハラハラの僅差の勝利。
あんな死のロードを通ってよくもまぁ・・・。

それまで先行内々有利だった東京競馬場も、さすがに内は大荒れ。
10Rのモグモグパクパクなどは武豊騎手が直線は真ん中より外目に出して勝利していたように、外の綺麗なところを通った方が断然伸びる。
それを勝ちパターンに入ったグランプリボスを内から差し切るとは。
これが世界に通用する脚というやつなのか。
そして馬場レベル云々を言っているようじゃ世界は取れないということか。

勝ち戻る人馬に惜しみない拍手が送られた。
この大本命馬に代打で見事答えを出した柴田善はさすがはベテラン。
騎乗内容自体もなんともシブい。ほんとよく内をついたものだ。
もし福永のままだったら大外に持ち出していたろうし、果たして届いていたかどうか。
久しぶりに大舞台でベテランの手綱捌きに唸らされた。
そして久々に大本命馬の勝利を観れて、馬券は外しても清々しい気分で家路へとつけた。
府中GI4連闘、お疲れ様でした！

次回遠征予定は一応宝塚記念。