WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

エリザベス女王杯観戦記

今年の秋の関西遠征はエリザベス女王杯にしました。
本来3冠馬が誕生した菊花賞こそ行くべきだったんだけど、そこはアパパネファンの友人を持つ身。
だけどメンバー的にも多士済々で、楽しめそうな女王杯ということで、快諾したのでした。


朝の5時起きで宿泊地の大阪を出発。京都競馬場に着いたのが6時40分ごろ。
すぐさま特A指定席の列に並ぶ。整理券を貰うとすぐに場内に入れた。
寒い思いをせずに良かった。なお正式な開門は8時15分だった模様。


この日は新馬戦になかなか楽しみなメンバーがそろっていた。
コイウタの下に、カンパニーの下に(両方ディープ産駒)、タキオン産駒の素質馬などなど。
そんな選りすぐりの中、私が注目したのはあえてマヤノトップガン産駒のカロッサル。
人気は8番人気ながら、調教も動き馬体もすこぶるいい感じで期待大。
そして・・・。


これはできた、ウッヒョーって思った私をあざ笑うかのように差し切ったのが福永ヒストリカル
カンパニーの弟ということで、兄譲りの鋭い決め手でゴール前差し切り。
このレースを象徴するように、今日は1日福永に翻弄されてしまうのだった。


気を取り直して次もまた新馬戦。ここでも相当注目な馬がいた。
その名もマシュマロ。あのユキチャンの妹の白毛馬だ。
これは見ものとパドックへ向かった。



いやぁ、白いわ。本当に白いんだね。実は白毛を生で見るのは初めてだった。
奇跡のサラブレッドだわ。でも人気なのは白いが故でしょ?
こいつはお客さんだ・・・なんて思い馬券で外してみれば・・・。
マシュマロちゃんの強いこと強いこと。
抜け出した瞬間、スタンドからはある意味GI以上の大歓声と拍手が巻き起こった。
綺麗なだけじゃなく実力もあるなんて完敗だよ。


その後勝負レースをクビ差で逃したりしながらメインの時を迎えた。
まずはパドックへ馬たちを見に行く。
友人のお目当ては当然アパパネ姉さん。
私はまず、世界のスノーフェアリー



馬を引いている人も人気が気になるようで。


それからレーヴディソール。ある意味一番見たかった馬かもしれない。
この馬が春先順調に使われていて、ここに出走してきたとしたら、きっと更に盛り上がっていたのだろう。
初めて見たレーヴディソールはとにかく可愛かったです。




続いて返し馬。


アパパネ姉さんは馬体も絞れて軽快です。



レーヴディソールは慎重にソロッと返していきました。



スノーフェアリーレディアルバローザエスコートしてもらうような形で入場。



予想は友人はアパパネ軸の総流し。
私はレーヴと迷った結果、素直にスノーフェアリー軸にしました。
レースは人気薄のシンメイフジの玉砕逃げで思わぬ展開に。
こういう逃げ馬がいるとレースが楽しくていいけど、ハラハラ感も相当だ。
あわや逃げ切られるんじゃ?クィーンスプマンテ再び?なんて悪夢もよぎる。
しかしそこから実力馬たちが一斉に伸び始め、友人のアパパネアヴェンチュラやらホエールキャプチャやらが抜き去っていく。
全部ヒモで持っている。だけど本命のあの馬はいずこ?
ダメだったか・・・と思った瞬間だった。
内から何かが一閃。気が付くと先頭でゴールしていた。
どよめきにも似た大歓声が上がる。それで気づいた。その馬はスノーフェアリーだったんだと。



カメラはその瞬間を一瞬だけ捉えていた。
ある意味昨年以上の驚愕の末脚。これが凱旋門賞3着、世界の女王かと。
その脱帽のレースぶりには、トリガミになったことなど些細な出来事だった。


アパパネ姉さんもさすがの本番力を発揮して3着に食い込んだ。
馬券は外したけど、その頑張りに友人も納得いったようだ。
マネー的には実りは少なかったけど(私だけ)、こんなレースを見せてもらえたのだからわざわざ淀まで行った甲斐はあった。
良いレースを現場で見れると幸せな気分で岐路に着ける。
そんな風に思った今年のエリザベス女王杯でした。


次回遠征予定はジャパンカップスノーフェアリー出ておくれよ。