WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

スプリングS観戦記

弥生賞に続いて牡馬クラシックトライアルを見に行きました。
前回馬券的に大勝利を収め、2回中山不敗神話が誕生しそうな予感を覚えたことは記憶に新しい。
今回も当然勝つつもりで来た。


絶好の天候に恵まれた中山競馬場
入場者も続々で、競馬を楽しんだ。
・・・私も楽しむはずだったのに。
前回あれほど好調だった馬券が一向に当る気配がないのである。
午前中に一つでも当てておくと、とりあえず気が楽になるんだけど、逆に午前中に一つも当らないと取り返そうと思って無理な狙いをするようになる。
そんな悪循環に陥った挙句、なんと10Rまで的中なし!
勝つつもりで来たのにまさかのノーホーラの危機。
これは行けないと、メインは固く狙いに行った。


毎年トライアルを見に来るのは今年のクラシックホースを探す目的があると前回書いた。
弥生賞ではいまいちピンとこなかったので、このスプリングSではどうか。
気になる馬は2頭いた。パドックへじっくり観察へ出向く。


まずはGI馬ダノンプラチナ


かわいい横断幕をバックに・・・。


綺麗な芦毛馬で活躍すれば人気が出そう。
蛯名騎手悲願の牡馬クラシックへ向けて今年初戦を滑り出してほしい。
が、パドックで見た印象まだだいぶ幼い感じ。
成長途上っぽかった。


もう1頭はリアルスティール



ここまで2戦2勝。そのどちらも好内容。
ここも勝てば一気に路線のトップに躍り出ることは間違いない。
パドックの印象は大人しくて従順そうな馬だなぁってこと。
これはきっと乗りやすいタイプに違いない。


馬場入り。
ダノンプラチナはやはり幼いなぁって感じで、レースに行っての折り合いがカギ。



かたやリアルスティールはやっぱり落ち着いていて、福永騎手も自信満々に見える。



頭は決まった。
馬券は展開利が見込めそうなキタサンブラックを2着づけにした3連単で最後の勝負。


レースはだいたい思った通りに流れたけど、誤算だったのはリアルスティールの勝負所でのもたつき
先行有利な馬場状態で、先に抜け出した馬を捉えるには致命的なもたつきだった。


そんな抜け出した馬がキタサンブラック



あー、やっぱり・・・この馬の2連勝の内容もかなり良かったんだよなぁ。
リアルスティールが差せば的中だったけど、もたついたことが最後まで響いてわずかに届かなかった。



無敗の3連勝を飾ったのはキタサンブラックだった。
人気のディープインパクト産駒がそれぞれ2、3着。
それを凌いだのはディープ全兄のブラックタイド産駒だった。
何気にスプリングS父子制覇。
ブラックタイドスプリングSはカッコよかったよなぁと記憶が蘇った。
キタサンブラックは脚質はまったく違うけど、この素軽さは中山向きで、展開が向けば本番でも見せ場作れるかも。


一方敗れたリアルスティールはトライアルとしてはまずまずだけど、無敗で勝ち進むことを期待したファンには少々拍子抜けだった。
あのもたつきが中山の馬場が原因なのか、余裕残しの影響だったのかわからないけど、素質的には世代トップクラスには違わないので、皐月賞本番、そしてダービーに向けては視界良しと言っていいんじゃないかな。
ダノンプラチナの方はあの手応えで伸びきれなかったあたりマイラーの予感。
折り合い面を考えても、皐月賞はともかくその次はマイルカップかも。


という事ですべてのトライアルを終えて、皐月賞は混戦でなかなか面白いことになるんじゃないかと楽しみになってきた。
・・・それはいいんだけど、結局メインも外しまさかのノーホーラが確定。
最終もやらずに逃走した。何が不敗神話じゃい。
敗因は馬場状態を読めなかったこと。
外差し傾向になってたはずの中山が、なぜかこの日は先行有利に。
差し馬ばっかり買ってたよ・・・。
そう言えばリーディング2強の福永、戸崎がこの日未勝利。
馬場を読めてなかったのは彼らも同様だったみたいね。
ええい、皐月賞の時はかならずリベンジしちゃるけんね!


次回遠征予定はキズナ復帰2戦目の大阪杯です。