WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

皐月賞観戦記

久々の現場です。
中山記念以来、今年2度目の競馬場行きは皐月賞デーとなりました。
今年の3歳世代は豊作と言われ、一部では史上最高世代なんて声が早くも聞こえてくるほど。
そんな好メンバーが揃っただけに混雑が予想されたので5時起きで競馬場へ向かいました。


着いたのは6時20分くらい。
なんとその時点で、ここ10年、皐月賞では経験したことのないほどの人が列を作って並んでました。
今日は悪天の予報が出ているというのにこの盛況ぶりには驚かされた。
完全に出遅れた格好で、いつものベスポジを確保することが難しいと判断した私は、すぐに切り替えて比較的空いていた南門へと向かった。
ここからだとゴール前のスタンドはとれないが、もうそんなこと言ってられる状況じゃなかった。
有馬記念以外で南門からダッシュすることになるとは・・・。
結局、残り200m地点の足かけ席をどうにか確保するのが精いっぱいでした。


この日の中山はそれだけではなく、凄まじいほどの強風が吹き荒れていた。
そのすごさはもう、新聞をまともに広げることが出来ないほどで、あちらこちらで新聞やら、馬券やらマークシートやら帽子やらが風で飛ばされ、係員が必死の形相でそれを追い掛け回すという非常にシュールな光景が散見されました。
かくいう私も買ったばかりの馬券が飛ばされて肝を冷やしましたが・・・。
結果外れたわけだけどね・・・。必死で追いかけたのに。


風だけではすまず、雨まで降りだしてしまい、中山の貧弱なスタンドでは風にあおられた雨をまともに浴びてしまい、快適からは程遠い観戦状況。
集中もできず、馬券もさっぱり当たりませんでした。
5レースを外した時点で諦めて、皐月賞まで待機。
一発逆転に賭けました。


好メンバーが揃った今年の皐月賞の中でも、とりわけ人気を集めたのがこの3頭。


サトノダイヤモンド



リオンディーズ



マカヒキ



いわゆる三強の構図。
オッズ的にも拮抗しており、勝つのは3頭のどれかと信じて疑わない人が多かったと思う。
先週の桜花賞では3強のうち1番人気が飛んだけど、今週は堅いのでは・・・。
私の本命は、一番中山向きと思えたリオンディーズとしました。
今はもうデムーロには逆らわない方がいい・・・と。


レースがスタート。
リオンディーズダッシュよく好位へ。
そのままそこで収まってくれれば良かったのだが、かかってしまったのか向こう上面でハナヘとたってしまった。
1000m通過は58秒台。それを見た時ダメだと思いましたわ。
結局直線では苦しがったのか外へ寄れてエアスピネルサトノダイヤモンドらの邪魔をしてしまう始末。
降着になったんだね・・・。いろんな意味で後味悪い競馬してくれたわい。
先週はルメールが謎の騎乗で、今週はデムーロが暴走。
外国人騎手だからって毎回好騎乗するわけじゃないってことがよくわかりますね。


そんなレースだったけど、勝ったのは3強のうち他の2頭ではなかった。
なんと突き抜けたのはディーマジェスティ



単勝30倍もついた伏兵の凄まじい瞬発力にド肝を抜かれた。
スタンドは意外な結末に静まり返ってしまった。
そうなんだよなぁ、この馬の共同通信杯もフロック視されてたけど、結構な相手負かしてたし強かったんだよ。
それと何より蛯名騎手。
この男の持つ(いい意味での)空気のよめなさは、3強対決で沸くこんな時こそ炸裂するんだ・・・。
後の祭りですけどね。


3強で最先着はマカヒキだった。
ディーマジェスティの真価は次走としても、実質能力ナンバーワンはやっぱりマカヒキなんだろうね。
ダービーの1番人気はこれかな?



結局上位3頭は全てディープインパクト産駒だった。
我が格言、「ディープ産駒はディープ産駒を連れてくる」のまんまじゃないか。
皐月賞初勝利でド派手なワンツースリーですかい。
そろそろ中山苦手種牡馬とは言われなくなるかもね。


こうして終わった散々な1日。
思ったのは、世代が豊作すぎても困るねってことかな。
きっと今日掲示板に乗った5頭(エアスピネル含む)は、並みの年ならどれもが立派な皐月賞馬となれたことだろう。
恵まれてもクラシックホースにはなれるし、どんなに能力があっても他がもっと凄ければタイトルが取れない。
因果な世界ですね・・・。
今後のクラシックタイトルをどう分け合うのか、それともディーマジェスティがモノホンなのか、ダービーを楽しみにしよう。



次回遠征予定は春天