皐月賞観戦記
今年初めてのGI参戦となる、皐月賞を見に中山競馬場へ行ってきました。
今年3度目の中山。それまで2回は大勝ちしていた。
今回できっちり決着をつけ苦手意識を払しょくしたい。
そう意気込んで、朝6時起きで出陣。
好ポジションに陣取って1日奮闘したんだけど・・・。
この日の中山は1番人気がやたら飛んで、馬券的には難しいレースが多かった。
そして一番難しいと思ったのがメインの皐月賞であった。
だいたいGIともなると、ある程度の本命が決まった状態で競馬場に行っているけれど、今年に関しては悩みに悩みまくった。
というのも、これが初対戦となる馬どうしが多くて、比較が難しかったからだ。
最終的な結論は、中山での競馬の巧さを評価してトゥザワールド。
3連単の頭固定で勝負したのだが・・・。
結果は無情にも2着。完敗の2着だった。
私の馬券成績もトゥザワールドとともに完敗。
今年3度目の中山でついに負けた・・・。
トゥザワールドは正攻法の競馬でいいレースは出来ていたので諦めはつくんだけどね。
さて、ここからはそんなトゥザワールドを破ったこの日のヒーローを振り返って行こう。
イスラボニータ。ラストクロップが奮闘中のフジキセキ産駒。
鞍上は推しメン蛯名騎手。
パドックの様子。品のある顔をしていました。
返し馬。身体全体を伸ばす柔らかなフォームが目につく。
馬体を弾ませてトゥザワールドをあっという間に競り落とした直線。
初の右回りも関係ない。瞬発力が違いすぎました。
まさかこれほど強かったとは思わなかったので驚きました。
中山や右回りが未経験だし、ハープスターには千切られていたしで、なかなか本命視する気になれなかったのが馬券の敗因。
この結果、フジキセキ産駒は最終世代にして初のクラシック制覇。
蛯名騎手も皐月賞初勝利で、GI区切りの20勝目。
旧8大競争完全制覇まで残すは最大の夢であるダービーのみとなった。
今年のパートナーは心強いでしょう。なんたってもともと府中は大得意なのだから。
あとは距離面で若干不安もあるところだけど、この時期までなら能力でしのぎ切ってもおかしくない。
最大のチャンスが訪れたんじゃないかな。
最後に今年の皐月賞で見えたこと。
ひとつはハープスターのすごさ。イスラボニータが強かっただけに余計に。
もう一つは社台グループのえげつなさ。
各トライアル、ステップを見事に使い分け、本番まで星のつぶし合いをさせなかった。
予想を難解にさせた最大の要因もそれにつきるのだから。
確かに未知の対戦がGIで実現するのはわくわくするけれど、それが同一グループ内だけでは興ざめになっちゃう。
そういう意味でも、ダービーでは別の勢力が出てくることも期待したい。
まぁ今回はイスラボニータ＆エビショー様、おめでとうございました。
