WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

大阪杯観戦記

4歳3強が激突する超G2大阪杯を観戦に阪神競馬場に遠征してきました。
思えば今年4度目の遠征だけど、そのすべてがG2レース。
GIと違って開門ダッシュに神経使わないしいいんだけど、
さすがにこの日は混みそうだったのでちょっくら気合を入れて6時起きで臨みました。


阪神競馬場は主要4場の中で一番経験の浅い競馬場。
今まで勝ったこともあれば、大負けしたこともあった掴みどころのない競馬場。
ここ連続で中山を攻略している私だけに、阪神も好相性にしちゃいたいところだったけど、結論から言えばこの日は散々でした。
2Rの3連単を申し訳程度に取ったのみで、あとはまるでいいところなし。
京都記念の時も負けたし、関西ではアウェーの洗礼を受けてしまうようです。


もっともこの日の楽しみは何と言っても大阪杯
さっそくパドックへ馬を見に行った。注目は明け4歳の面々。


まずはメイショウマンボ



この馬を見るのは秋華賞以来だったけど、まぁ可愛い顔してました。
ただ、腹が巻き上がっていたようにちょっと細めの馬体が心配だった。
男馬に混ざると線の細さは否めない。


続いてエピファネイア



相変わらず目つきが鋭く画の強さが表れているけど、馬は見違えた。
パドックを見るのは弥生賞の時以来だけど、腰高だった体つきも重心がしっかりして、成長の跡がくっきり。


そしてキズナ



馬体重はダービーの時から比較すると20キロ増。
でも決して太め残りじゃないところに、中身の濃さが表れている。
昨年からもっとも成長したなと思ったのはこのキズナだった。


わずか8頭だてながら、これだけワクワクしたパドックも久しぶり。
馬券はキズナを本命に、エピファネイアを2着づけ、3着づけにショウナンマイティカレンミロティック3連単2点勝負。


レースがスタート。先行勢はだいたい予想通り。
エピファネイアも好位かと思いきや意外に後ろにつけた。
キズナは最後方の指定席。
内回りで差しが効きづらいとはいえ、もうスタイルが完成されているだけに、無理に戦法を変える必要はないってことか。
レースは、先行3騎とその他5騎が離れるというトリッキーな流れ。
そのまま先行勢が残るんじゃないかと場内が騒然とし始めた。
しかし直線に入ると一気に伸び始めた馬がいた。
キズナだ。前にいたエピファネイアをあっという間にとらえた。



1頭だけ次元の違う脚を繰り出して、残り100を切ったところで粘っていたトウカイパラダイスも軽々と抜き去った。



時計のかかる馬場状態で1頭だけ33秒台の上り。
力が1枚も2枚も上だったとしか言いようがない。
それにしても強かった。エピファネイアを物ともしないとは驚きだ。
欧州遠征は無駄じゃなかった。格段にパワーアップしている。
間違いなく今年の主役となるだろう。今後も楽しみだ。


注目された1番人気エピファネイアはトウカイパラダイスも捉えきれず3着。
この馬も位置取り云々を敗因にするような馬じゃないだけにちょっとガッカリ。
ただ、もう少し動けるはずの馬だし、叩いて変わってくると思うが・・・。
メイショウマンボは7着惨敗。
レースは序盤かかっていたし、直線入る頃には余力がもうなかった。
この馬は完全に調整失敗だったとしか思えない。
厩舎が引き継がれ環境が変わったことも牝馬だけに影響が大きかったのかも。
馬券は・・・トウカイパラダイスの激走がなければキッチリだったのになぁ。


ということで、注目された3強決戦も終わってみればキズナの強さだけが強調された結果になった。
まぁ豪華G2とはいえ、所詮はG2。
各陣営、本番前のおつり残し状態だったのは確かだ。
ただそんなおつり残し状態であの強さだけに、キズナの勝利は価値あるのでは。
次は例年超高速馬場となる春天
そこを攻略した時、現役最強の道が開ける。
春天は役者がそろって楽しみな一戦になりそうだね。



次回遠征予定は、今年初のGI参戦、皐月賞です。