WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

中山記念観戦記

有馬記念の激闘から2か月あまり・・・。
放牧から戻ってきた私の、今年の現場始動戦は中山記念でした。
ここには怪物ドゥラメンテが故障から復帰して出走する予定があったので、早くから今年の始動はここからと決めていたのです。
そのドゥラメンテ以外にも新旧皐月賞馬などが集う今年の中山記念は好メンバー。
それゆえ、G2とはいえ混みそうだったので6時起きで競馬場へと向かいました。
久々の現場、久々の開門ダッシュ、久々の変わらない顔ぶれたち・・・。
闘いの場に帰ってきたんだなぁと実感します。


とりあえず今年最初の当たりを目指して朝からスタート。
やっすい3連単の的中が今年の初的中、初払い戻し。
そしてそれがこの日唯一の的中でした・・・よよよ。
私は2回中山だけは得意なはずだったのに。
まぁ今回は放牧明けの叩き台さ、次を見てろよへへーんだ。


・・・ここを叩き台に世界を目指す馬たちが出走する中山記念
注目は何と言ってもドゥラメンテ
ただ個人的には、両前脚の骨折明けという事もあるし、まずは無事に回って来てくれれば、次から本領を発揮してくれればくらいの気持ちでしかなかった。
実際プラス18キロと聞いた時は、ああやっぱまだダメなんだろうなと思った。
だた、パドックの映像を見るに、全然太めに見えないのは気になっていたんだけど・・・。


そんなわけで本命はリアルスティールにしました。
ドゥラメンテに斤量2キロもらいなら、皐月賞みたいに早めに仕掛ければ持ちこたえるんじゃないか。
そして距離も2000前後でこそベストという確信もあった。



リアルスティールは元気いっぱいに馬場入り。



一方ドゥラメンテは威風堂々。
この馬ってもっとやんちゃくれじゃなかったっけ。


レースがスタートした。
ドゥラメンテは好スタートで思いのほか前につけた。
そしてリアルスティールはその後ろ。
おいおい福永さん、そりゃないでしょう。ドゥラより後ろからってやる気あんのかい!?
そしてそのまま内をつくのかと思えば外を回して真っ向勝負を仕掛けてるじゃないか。
立ち回りの上手さを期待しての本命だったというのに・・・。


もっともドゥラメンテのあの4コーナーでの手ごたえを見てたら、どんな競馬しても勝てそうもなかったと諦めざるを得ないのだが。
そう、休み明けでも骨折明けでも関係なかった。
怪物はやっぱり怪物だった。



突き抜けた瞬間、地鳴りのような歓声が沸きあがった。
スターホースだけに向けられるそれが後押しし、終いに賭けて鋭く迫ったアンビシャスを退けて見事先頭ゴールイン。



着差はわずかでも完勝。能力の差は歴然だったと誰もが思ったに違いない。
ゴールイン後は競馬場全体から拍手が沸きあがったほど。
ドゥラメンテの復活をどれだけの人が待ち望んでいたかがわかる。
ゴールドシップが引退してスターホースがいなくなったの声もチラホラ聞こえていたが、ここに新たなるスターホースが完全復活を遂げた。



歓声に後押しされ、G2なのにウイニングランまがいのことをするデムーロ
勝ち過ぎですやん・・・。
手駒揃いすぎですやん・・・。
来週もリオンディーズおりますやん・・・。


馬券が外れてもいっそ清々しい思いにさせてくれたドゥラメンテ
今年は海外での活躍が期待される。
次はドバイ?最大目標は当然凱旋門賞
適正外の春天は出ないだろうし、宝塚記念も時期的に微妙。
もしかしてしばらく国内ではこの走りを見れないのかな?
それはそれで寂しいが、ぜひ悲願に向けてベストな選択肢を突き進んでほしい。
くれぐれも脚元に何事もなきよう。



こうして今年の始動戦を終えたが、やっぱり競馬は競馬場で観戦するのが一番いいなと改めて思ったのでした。
今後も暖かくなるにつれて、出撃する機会も増えていくことでしょう。