WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

2020年日本ダービー無観客で実施決定に思う

新型コロナウイルスの影響で今年の日本ダービーは無観客での開催となってしまった。
今の状況で東京で10万人規模のイベントが行えるとは到底思えなかったのである程度は覚悟していたけど、正式に決定してしまうとやっぱり寂しいものだ。


私が初めてダービーを東京競馬場で観戦したのは2002年のこと。
勝ったのは武豊騎手が跨るタニノギムレットウオッカの父ちゃん)で、時の総理大臣小泉純一郎氏が来場して大盛り上がり、表彰式の後にはゲリラ豪雨に見舞われるという大変思い出深い初ダービーだった。
そしてそれ以降昨年2019年まで足掛け18年間ずっと競馬場でダービーを見続けてきた。
それはこの先きっと死ぬか病気で寝たきりになるまでずっと続けて行くものだと思っていた。
だからこんな形で連続参戦記録が途絶えてしまうのは無念としか言いようがない。
せめて20年の大台は達成したかった。


今年は皐月賞を楽勝したコントレイルが断然の主役。
だけどダービーを圧勝したとしても、それを生で目撃することはできない。
急逝したディープインパクトが残した最後にして最高の傑作かもしれない産駒のダービーを見る事が出来ない。
そしてそれ以外の馬が勝って、もしその馬の騎手がダービー初制覇だったとしても、ウイニングランで観客に祝福してもらうことも出来ない。
考えれば考えるほど寂しくてたまらない。


今はただ、同じく連続参戦記録が19年まで伸びてきているジャパンカップまでの事態の収束、そして来年のダービーDayを競馬場で笑顔で迎えられることを祈るのみだ。