WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

有馬記念観戦記

今年も無事、年末の大一番の有馬記念に参加が叶いました。
有馬記念ってレースは1年の最後を締めるビッグレース。
だけどダービーなどと違って、どこか悲壮感が漂うレースでもある。
それは開門前から始まっている。
長く苦痛な極寒地獄との闘い。
今年は去年同様午前3時よりの開門待ちを敢行したものの、
位置取り的には完全なる負け組ポジション。
この時期に何日も徹夜で泊まりこんでいる人たちはいったいどんな職種で、どんな精神力の持ち主なのだろう・・・。


そんな悲壮感漂う開門ダッシュの結果、一番端っこの座席をどうにか確保。
地べた観戦に泣いた昨年のリベンジはまず果たしたわけです。
次に果たしたかったのは馬券勝利。
近年の中山の相性の悪さ、そして有馬記念の日に勝った記憶が最近ないこと、今年最後という思い・・・。
やっぱり悲壮感が漂ってきてしまいます。
だがこの日は違った!いくつかの当たりの中、ものすごい僥倖もあった。
3連単を的中させたレースの払い戻しに行くと、なんか額がやたら多いじゃないか。
どういう事かなと思ったら、なんとマークカードのぬりミスで、同じ買い目を2つ買っていた。
そしてそれが的中だったという。
当然払い戻し額は2倍になり、この時点でようやく悲壮感が消えかけた。


最後の悲壮感は有馬記念の馬券を獲ることと、写真を撮ること。
去年はレースの写真は混みすぎで撮れなかったからね・・・。
まずはホープフルSで腕試し。



ハートレーつおかったですね・・・。
我が軸のバティスティーニは切れ負けしたようで。
2着のロードクエストも相当強い内容で、この時点で朝日杯上位2頭とホープフルS上位2頭が路線のトップクラスに躍り出たかな。
まぁリオンディーズが現状ナンバーワンでしょうけどね。


さぁいよいよ総決算有馬記念
今年は久々に12万人以上が詰めかけた。
そうなってしまうと狭い中山競馬場はもう大変。
押すな押すなのすし詰め状態で、ラッシュアワーどころの騒ぎじゃない。
それでもなお無理矢理侵入してくるので、あちらこちらで雪崩状に人々が倒れていた。
こうなってくると身の危険を感じるレベル。
普段はろくすっぽ入らないから難しいんだろうけど、もっと広いスタンドが欲しいよねぇ。


そんな鉛の空気の中、おかしな老婆が我がポジションに無理矢理割り込んできて喚くわ、新聞をパカパカ振り回すわで非常に困った状況になってしまう。
写真を撮ろうと私がカメラを構えているのにおかまいなし。
なんか背後にピッタリくっついてくるし、気持ち悪いわ、安定しないわで、最悪の状況の中レースはスタートを切られた。


ちなみに私の軸はラブリーデイリアファルでした。
2頭ともスローペースの中前目についてていい感じだったけど、
ゴールドシップが最後の大まくりをしてきてペースを乱されたのか、リアファルに至ってはシンガリまでズブズブと後退。



一旦抜け出したのはキタサンブラックマリアライトだった。



完全にこの2頭かと思ったら、それを目がけて追い込む1頭の馬が。
ゴールドはゴールドでも、ゴールドアクターだ!



今年確変モードのスクリーンヒーロー産駒からまた大物誕生。
鞍上吉田隼人もろともGI初勝利をこの大舞台で飾って見せた。
この成長ぶりには目を見張るものがあるし、今日も強かったと思う。
だけどアルゼンチン共和国杯をやっとこさ勝った馬が勝ててしまうレベルの年だった、それが今年の有馬記念の真相なんだと思う。
正直、ゴールドシップに活力が残ってれば、あの捲りは決まっていたのだろう。
だが、時代は移り変わる。
ゴールドアクターはGIホースとして迎える立場となる来年が本当の試金石だろう。


ラブリーデイは距離が不安だったのか状態のピークが過ぎたのか、守りに入った競馬ぶりで中途半端な5着。
そしてゴールドシップは引っ掻き回した挙句沈没・・・。
残念な結果で今年のラストを終えることとなってしまった。
レース写真も、あの迷惑老婆のせいでピントを合わせられず散々な出来栄え。
馬券を外した悔しさと、今年もろくな写真を残せなかった悲しさ。
3時起きの苦労は・・・報われなかった。


放心して残りのレースも、ゴールドシップの引退式もスルーして帰路へと着いた。
また来年出直そう。しばらくは放牧だな。
今年1年は例年よりは競馬場へ行けなかったし、馬券成績的にもパッとしなかったけど、それでも無事終えられて良かったと思います。
一応復帰予定はドゥラメンテ次第で中山記念あたりとしておきます。