WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

福島競馬参戦記

エビショー様

恒例の夏のローカル旅打ち第1段、今回は福島競馬場に初参戦して来ました。
福島競馬場は文字通り福島にあるわけだけど、アクセスはあまりよくなく、
最寄は福島駅で、徒歩でも時間をかければ行けるけど、車の力が欲しい競馬場。
無料送迎バスも出ているけど、我々は前日に借りたレンタカーで出向いた。


朝8時頃に到着し、指定席を確保するべく整理券をゲットして並んだ。
A指定のゴール前を取れたのは良かったのだが、なんと福島競馬場、A指定席は喫煙席。
この禁煙、分煙化の時代、ガラス張りの指定席が喫煙席だとはいささか信じがたい。
ちなみに、B指定席には禁煙の席もあるわけだけど、位置取りがあまりよろしくないのだ。
憎煙家の私だけど、ヤニ臭くなるのを我慢するしかなかった。


席は確保できたので、初めての競馬場恒例の場内散策に出向く。
まずはパドック

福島競馬場パドックは2Fにあって独特。上からも見下ろせる。
大きさは今まで行った中では、中京と並んで小さい。


パドックを出て下のほうに降りていくと、なにやらブースが出来ている。
好きなジョッキーへの応援メッセージ募集中とのことだ。
随時ターフビジョンで発表されるらしい。私も書いてみる。相手は蛯名正義
自分で書いておいてなんだけど、なんか、非常に照れるね、こういうの。
おかげでオッズカード貰えたからいいんだけどね。


スタンドの方に出てみる。広がる景色は牧歌的なそれ。敷地は小さく、コースも本当に小回り。


ただスタンドはローカルとしてはなかなか近代的で大きい。

内部も中山あたりよりはずっと機能的だと思った。
リフレッシュルームなんてものもあって、馬券でやられて傷ついた心身を癒せる。
無料のインターネットパソコンなんかもあって、データ派の人には嬉しい。


地下道を通って内馬場にも行ってみた。コーナーや、障害コースがすぐそばに見えて、
場内の狭さを実感できた。ターフビジョンは最新のものに比べてさすがに古めかしい。

 


内馬場から見たダートコース。


そうこうしている間にレースの時間がやってきた。開門が9時だったので、見てまわる時間は少ない。
まぁ見て回るところなんて他には特になかったんだけどね。
さぁ、予想を開始だ。この時は気合十分だったのだけど・・・。


唐突だが私は小回りの競馬場を得意にしていると自負している。
札幌でも中京でも勝って来た。逆に東京や京都では良い思いをした事は少ない。
これだけ狭い福島なのだから当然今回も勝てると考えるのが普通であろう。
ところが、まったく当たらないんだな、これが。ほんと何をやっても裏目裏目
買えども買えども連敗は止まりそうもない。他場のメインレース分も含め、
10Rまでになんと12連敗。もはや負けは確定。せめてラジオNIKKEI賞だけは当てて一矢報いたいのだけど。


予想は守りに入らざるを得なかった。イネオレオとマイネルエルフの2頭軸の3連複流し。
こんな半端な予想で当たるわけもなく・・・。


それまでずっと指定席からレースを見てきたけど、メインだけは表で観戦することにした。
福島競馬場はスタンドと馬場の距離が本当に近い。文字通り、迫力満点の臨場感を得られる。
馬が真剣に走る姿はとんでもなくカッコいい。福島ならではの最高のセールスポイントだね。


さぁラジオNIKKEI賞。そんな迫力満点の勢いで我々の前を駆け抜けていったのは・・・。
ストロングガルーダだった。ということは・・・蛯名?
それならここまで私と共に全敗中だった馬友K氏は的中じゃん。よかったなぁ。
あれ?なんで買ってないの?
氏も私に負けず劣らず馬券下手だったみたいだ。ハァァ・・・。


まぁ蛯名さんの重賞勝利を目の前で見れたのだから、馬券は外れてもネタはできたからよしとするか。


私の応援メッセージが効いたに違いあるまい。
そうそう、表彰式の後、蛯名Jとプレゼンターの西山茉希サンが群がる人達に馬ヌイグルミを放っていた。
こんなファンサービスもローカルならではかね。なんだかプロ野球選手みたいだ。
ちなみにそのヌイグルミは私のはるか頭上を通過。西山さんにちょーだい〜って叫んだのになぁ。
キャッチした人のを見てみれば、ウオッカ安田記念バージョンじゃないか。ちぇっ。


もう後がない。最終だけは取ってノーホーラだけは避けたい。
何より、一度くらいは払い戻しに並びたい。ドツボに嵌ることを承知で、2人で真剣に最終を予想。
と、ここでそんな我々の邪魔をする天からの横槍が。スコールだ。馬場はあっと言う間に悪化。
そしてレースもグダグダ。ええ、もちろん外れましたとも。
全14レース買って的中0。完膚なきまでに叩きのめされた。
プライドを打ちのめされ、泣きじゃくりながら競馬場を後にする。
もう二度と来るものかと堅く心に誓って・・・。


って、これじゃ去年や一昨年の新潟と同じパターンじゃないか!
到底納得できない。近々リベンジせずにはいられないね、これは。
まぁ馬券は散々だったけど、旅打ちはやっぱり楽しかった。
旅に出て、ご当地の美味いものを食って、温泉に浸かって、そして競馬を楽しむ。
やめられない趣味になってしまったな。これからもいろいろ行ってみたいと思いますよ。
でもやっぱり、悔しいなぁ。


ところで今回福島競馬場を経験したことにより、私の未踏JRA競馬場は、函館、小倉の2場となりました。
あと2つか・・・。