WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

秋華賞観戦記

函館以来、3ヶ月ぶりに放牧から戻ってきました。
復帰戦は秋華賞。蛯名ファンの馬友と共にアパパネの3冠がかかったレースを見に行きました。


今年2度目の淀。前回の春天の時は6時起きで指定席が取れなかったので、今回は5時起きで万全を期す。
その甲斐あって目的の特A指定席を無事に確保することが出来た。
開門を待ってる間にレープロを眺める。
おっ、今日のプレミアムレースはダイワスカーレットメモリアルか。
ライバルのウオッカを完封したあのレースはよく覚えているよ。
新馬戦はどんな馬が出てるかな?なになに、結構ディープ産駒がいるなぁ。
そう言えばディープインパクトの産駒を生で見るのは今日が初めてではないか。
しかもPO馬のヴィジャイまで出走するし。いい日にやってきたなと思ったのでした。


1Rを軽く外して、そのヴィジャイが出走する2R未勝利戦。パドックへ間近に見に行く。
現役時代ディープの追っかけをやってた私だけに、父親とその子供達の違いは見れば少しはわかるつもりだ。
このヴィジャイの印象は、母親側の方が出てるのかな?といったもの。

ディープ産駒というより、兄のブラックシェルに似ている気がする。
そしてレースも、そんな兄みたいなもどかしいものになってしまうのであった。
抜群の手応えがありながら、馬群を捌く器用さがないのは兄譲りであって・・・。
スムーズに直線に入れず、ようやくエンジンがかかった時はすでに大勢は決していた。
能力はあるのにもどかしいタイプになりそうだねぇ。広い東京でスムーズに外に出せたら突き抜けそうだけど・・・。


ディープ産駒は他に3R新馬戦でボレアスが2着。
4R新馬戦ではケイティーズジェムが1着、ハーキュリーズが6着と活躍。
ちなみにこの4Rが本日の最初の的中。予想以上に配当がつき、ここまでの負けは取り戻せた。
5、6、7と外すも8Rは3連単を1点的中。再び浮きが出た(9、10はしっかり外す)。


そしてむかえたメインレース、第15回秋華賞。もちろん注目は3冠を目指すアパパネ
ローズSはいかにもトライアル的な負け方。一番穴が見当たらないのがこの馬なのは明白。
ここまで馬券で負けていないだけに、無理に逆らうこともなかったのだが、スケベ心を出してしまう悲しい性。
アパパネ絡みの馬券はあくまで押さえで、本線はオウケンサクラを本命にしてしまったのだ。
馬友K氏は躊躇うことなくアパパネ総流し。彼にとってはアパパネ、ひいては蛯名しか眼中にないらしい。
それぞれの想いを背に、馬達はいざ発走する。



レースはアグネスワルツがただ1頭飛ばす展開。
アパパネは中段でいい感じ。これなら無様な競馬にはならないと思った。
直線向くときの勢いも断然で、勝利を確信。その瞬間は馬券のことなど忘れて素直に喝采していた。



見事3冠達成。牝馬史上3頭目の快挙。
私自身、ディープの時は入院していたので、3冠馬誕生の瞬間に立ち会ったのは初めてのことだった。
普段は寡黙な馬友が興奮して声を上擦らせてしまうほど、エキサイティングな瞬間を見届けることが出来たことを嬉しく思う。



アパパネ、すごいよね。史上最速GI4勝。稀代の名牝のブエナビスタだってダイワスカーレットだって出来なかったことだ。
トライアルではあれって思わせるけど、本番では必ず巻き返しちゃうところがニクい。
これからの古馬との対戦も楽しみだ。


ちなみにアパパネ絡みの馬券は2着のアニメイトバイオを外したので外れてしまった。
アプリコットフィズが残ったと思ったのになぁ。どこから来やがった、アニメイトバイオめ。
ローズS勝ちの割には人気なかったよなぁ。そのおかげで総流しでも浮きは出たわけだ。
3冠馬が誕生したレースを的中できればなお完璧だったんだけどね。
オウケンサクラとか強気に先行してたけど、見せ場もなく沈んじゃったね(涙)。



指3本。これが噂の3冠馬誕生パフォーマンスかぁ。感動だ。


本日の勝利を確定させるために参戦した最終レース。
我が最愛のダイワスカーレットちゃんの名を冠したプレミアムレースを外すわけには行かない。
見事3連複を本線的中。勝利を確定付けた。そう言えば淀で勝ったのはこれがたぶん初めてじゃないかなぁ・・・。


こうして3ヶ月ぶりの現場を堪能した我々。心地よい疲労感に包まれながら競馬場を後にするのだった。
興奮冷めやらぬ馬友はアパパネの次走になりそうなエリザベス女王杯参戦を持ちかけてくる。
まぁしかし、そこは普通にこの後のローテは秋天→JC→朝日杯?→有馬記念?だろう。
あっ、アパパネじゃないよ、私たちのローテのことね(笑)。