2007有馬記念観戦記
有馬記念観戦から戻ってきました。
いや〜それにしても、驚きの結末になりましたねぇ。
1番人気も、ファン投票1位も、外国人ジョッキー達も消えて、勝ったのがマツリダゴッホですからね。
なかなか会心の的中と行った人は少なかったんじゃないでしょうか。
そんな有馬記念を振り返ります。
今年は朝4時起床で、中山にはだいたい5時前に着いた。
外はしとしと雨が降っており、酷く寒い。
競馬場到着時刻は去年とたいして変わらないけれど、
去年と比べたら開門待ちの人数はだいぶ少なかった。
それでも万全をきして、去年大失敗に終わった南門からのダッシュをやめ、
正門前に並ぶ事に決めた。その甲斐あって希望通りとは行かずとも、
なんとか無事にスタンド確保に成功したのだった。やれやれだ。
それでも外はまだ雨が降っているし、寒くてかなわない。
午前中はずっと屋内の席に座って、モニター観戦。
1Rで幸先良く的中したもののトリガミ。
その後は外し、この日1番の自信の鞍、6RホープフルSのドットコムの単勝にズドンと賭けハズした後は、有馬まで馬券は控えた。
有馬記念の予想。
実は前日から馬友Kさんと、マツリダゴッホが怪しくないかい?と話していた。
大の蛯名ファンであるKさんは毎回人気に関わらず彼の騎乗馬は買うのだ。
そうでなくとも、ゴッホは中山は大得意だし、絶好枠にも入った。
シャドーロールもしているしなんだかアメリカンボスと被るぞ、と。
それでも、来ても2,3着。さすがに頭はないんじゃない?が結論。
応援馬券こそ買ったものの、軸に据えた馬券は手が出せなかった。
私の本線はポップロック1頭軸の3連複。3着を外す確立が1番低そうなのが理由。
相手は結果的に掲示板に乗った全ての馬+メイショウサムソン。
Kさんはダイワスカーレットの馬単2着付け流し。
しかし何故か間抜けな事にそこではマツリダゴッホは買っていなかったという。
そして結果はご存知の大波乱。
スタートして絶好の位置につけたマツリダが真っ先に抜け出して粘り通した。
大勢が決し、悲鳴やら怒号やらがあがり、絶望で静まり返る競馬場で、
蛯名来てるよオイ!残せー!そのままー!の大声を張り上げる我々。
さぞやKYだった事だろう。
事実、蛯名騎手も、ファンから空気読めとヤジを飛ばされ、
『CKYでスミマセン』とおどけて見せたという。
ゴール後のスタンドは何が起きたのか受け止め切れていなかったようだ。
ザワザワしつつも、声が上がりもしない。白けた空気が支配していた。
その中で大歓喜だった我々は、やっぱりKYであった。
いいじゃないですか。出走がかなえば全ての馬にチャンスはあるわけだし。
KYだなんて言わないでください。
マツリダゴッホが勝って場内を凍りつかせた、そんな有馬もまた記憶に残る。
敗れたその他の馬たちの雑感。
2着ダイワスカーレット。好きな馬を素直に応援出来なかった自分に腹が立つ。
本当に強く、素晴らしい女の子だ。これで何がしかのタイトルは確定だね。
3着ダイワメジャー。引退を勝利で飾れなかったが素晴らしい競争生活だった。
最後は妹に華を持たせたのかな?
4着ロックドゥカンブ。世界のキネーンでも初の有馬記念では致し方ない。
弱いとされる3歳牡馬で掲示板を確保できた事は誇りにしていい。
5着ポップロック。まさか3着を外すとは思わなかった。
せめて複勝圏で良かったんだよ。馬券の本線が外れたのはやっぱり悔しい。
6着ドリームパスポート。少しずつ復調してきている。
再度サムソンに先着したのは世代最強だった頃があるこの馬の意地。
7着レゴラス。この馬こそ戦前はKY扱いだった。GI馬に先着は大殊勲。
8着メイショウサムソン。掲示板を外すシーンは想像出来るはずもない。
スタートしてジョッキーの手が動けども前につけれなかったのは大誤算。
内枠の利を自ら手放さざるを得なかった時点で負けが確定していた。
11着ウオッカ。中段の位置取りで意欲を見せる。
この馬の積極性に対してが、一番歓声があがった瞬間。
ここまでの大敗は、やっぱり小回りのせせこましい競馬は合わないのだろう。
結果的に見るとジャパンCの掲示板組は揃いも揃って大惨敗。
JCの反動がモロに来たのかな。状態が本物ではなかった馬が多そうだ。
これだから競馬は難しい。
これは堅いと、守りに入らず、時には思い切り攻める事も重要。
中途半端に狙っていては、せっかく良いところに目をつけても意味がない。
それが今年の有馬記念を終えての一番の思いだ。
それにしてもKさん、何でスカーレットの相手にマツリダ買わなかったの?