WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

ジャパンC観戦記

天皇賞・秋の時の遠征帰りの私と馬友Kさんの会話。


私「いやぁ、何十年に1度くらいの最高のレースを見れたねぇ」
Kさん「みんな大満足」
私「でもさ、この反動で次のJCはしょーもないレースになったりするんだよね(笑)」
Kさん「あるある(笑)。わけわかんない外国馬に勝たれたりね」


そして今年のJCの帰り。


私・Kさん「ハァァ・・・」
Kさん「帰り道を行く人達の顔もみんな沈んでいるね」
私「この前とあまりにも対照的だ・・・」



さて、そんな今年のジャパンCを振り返りたくないけど、振り返っておきましょう。
JCは2001年以来8年連続の参戦。これはすべてのレースの中で、私の最多連続参戦記録。
ダービーよりも、有馬記念よりも多く生で目撃してきたJC。
3世代ダービー馬集合と言う、かつてない興味深いカードになった今年。
さぞかし熱いレースを期待していたのだが。


私の本命馬および16番勝負の勝負馬券はコチラ。

メイショウサムソンをチョイスしたのは、ウオッカを基準にして、
まだ先着を許したことのないサムソンが人気的にも狙い目、
そして去年のアドマイヤムーンよりは劣ると思われるメンバー相手なら、
6着、3着と来た着順が1着になってもいいんじゃないか、そんな理由からです。
久々に手綱を取る石橋Jで勝ったら、天皇賞に次ぐ印象的な出来事にもなりそうで、
そのあたりにもちょっとロマンを買ってみました。


レースはスローペースに流れて、ウオッカあたりはかかり気味。
サムソンはウオッカより後ろにいた時点でちょっと嫌な予感がした。
ディープスカイは後方で折り合って、末脚をいかす構え。
3世代ダービー馬では、Dスカイが一番理想的なレースを出来ていたかな。


直線、まずマツリダゴッホが先頭に踊り出る。例によって蛯名ファンの友人Kさんは大興奮。
しかし大外からのDスカイの伸びが良い。ウオッカはもがいている。
ああ、これはDスカイが差しきるな・・・そう思ったんだけど。
ゴールの瞬間、なんか前に1頭いたぞ?なんだアレは・・・。
それがまさかスクリーンヒーローだとは夢にも思わないのでした。


場内はなんとも言いがたいムードに。誰も歓喜の声をあげる人はいない。
デムーロウイニングランで戻ってきても、白けた観客は拍手もしない。
私とKさんも呆然とため息をつくしかないのでした。
この結果を素直に受け止められる人は、的中者しかいなかったのでしょう。
この敗北でノーホーラ決定の私は、表彰式も見ずに逃げるように競馬場を後にしたのだった。


勝ったスクリーンヒーローアルゼンチン共和国杯の勝ち馬。
確かに出来は良かったんだろうけど、頭までは考えづらかった。
生涯一度の激走がここだった、と自分に言い聞かせ諦めるしかないでしょう。
もしこの馬がいなければ3連単は押さえが的中していただけに、余計にため息。
2着ディープスカイは来年は天下を取りそう。
だけどまだ世界を視野に・・・というレベルだとは思わない。
3着ウオッカはかかったのが原因か、はてまた天皇賞の反動か、
いつもの馬体が沈み込むようなフォームではなかった。今の気性では距離も長そう。
4着マツリダゴッホは苦手とされていた東京で、見せ場タップリなら上等。
完全に充実期で、GIホースの貫禄が出てきた。
5着オウケンブルースリはDスカイを基準にすれば適正着順。
6着メイショウサムソンはスローの上がり勝負も厳しかったけど、馬そのものもピークは過ぎたかも。
外国馬は・・・まとめて適正外ってことで。


レースを見終わった今の率直な有馬記念の展望は、マツリダゴッホダイワスカーレットの一騎打ちかなと。
私の好きな馬 VS Kさんの好きな馬の対決、そんな構図は今年最後のクラブ競馬を盛り上げてくれそうだ。


結果
単複 2 メイショウサムソン 6着
不的中
これで残り少なくなって借金2。逆マジックも2。正直かなり苦しくなってきました。
お別れの時が近そうです・・・。