WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

皐月賞観戦記

今年も皐月賞を観戦に中山競馬場へ出向いた。
今年は朝5時半起きで競馬場入り。
開門ダッシュの結果、ほぼお目当て通りの場所を確保。


ここの所2回連続で遠征ノーホーラという屈辱を味わった私。
この日は第2Rで3連単を的中し、長い長いトンネルから脱出することが出来た。
50倍ほどついたので、安心して1日を楽しめそうな感じがした。
5Rまでにもう一つ取り、今日はほぼ負けないだろうという予感がこの時はあった。


ところが午後に入るとパタッと当たりが止まり、気が付けばメインレース。
皐月賞の結果次第で本日の勝敗が決する。
が、今年の皐月賞、来る前から本命はすでに決めていた。
余計な先入観を持たないように今回はパドックをスルー。
返し馬だけチェックした。
そんな本命馬はドゥラメンテ



難しいのは気性の荒さによる折り合いだけで、能力はずば抜けたものがあると思った。
共同通信杯で負けたのはそのまま鞍上の力量の差によるもので、乗り替わりでデムーロが騎乗するなら買わない理由はない。
3連単の頭固定。


相手は悩んだけど、トライアルではスプリングSの方がレベルが上とみてリアルスティール



ただ、展開に恵まれたキタサンブラックは今回は一銭もいらんと軽視してしまったのが運のつき。
改めて見るといい馬ですよ、この馬。



サトノクラウンは血統的に正直半信半疑。



2歳王者がオッズ的に舐められすぎだったのでダノンプラチナも買う。



馬券はドゥラメンテリアルスティール固定で、相手にサトノクラウンダノンプラチナブライトエンブレムベルーフの4点で勝負。


レースはまずまず流れ、先週の桜花賞のような味気ない結果にはならなそうだった。
我が本命ドゥラメンテは殊の外後方にいて心配だったけど、課題の折り合いは完璧でこれならと期待を抱けた。
インコースをスルスルと上がって行き、4コーナーでは射程圏に。
あとはうまく外に出せれば・・・。
うまく・・・うま・・・おおおーい!!


まさかの大膨れをかますドゥラメンテ
この時点で、はい終了、さよなら〜って感じだったし、
実際完璧なレースをしてアッサリ抜け出していたリアルスティールの完勝だと思った。
だが、カメラのファインダーに突如飛び込んできた別のサンデーレーシングの勝負服。
まさかのドゥラメンテのあそこからの巻き返し。



後からVTRを見て度肝を抜かれたね。
なんだあの凄まじい瞬発力は。
次元が違うとはまさにこのこと。数年に一度の衝撃の伸びだ。



鞍上ミルコ・デムーロも、あの失態からここまで突き抜けるとは予想だに出来なかったに違いない、さかんに首を振っていた。
早くも勝利を確信し、早々にガッツポーズ。
そして。



「I'm 4 times champion!」
ホーストばりに、皐月賞歴代単独最多の4勝目を高らかにアピール。
まぁこのことで後で採決委員に相当お灸を据えられたらしいけどね。
確かに4コーナーのあれは、鞍上の過失とは言い切れないが、諸刃の剣になりかねないほど気性難であることもまた明らかになった。


とはいえ、そこに至るまでのプロセスは完璧だったし、乗り変わり効果というものがはっきりと表れた結果となった。
前任者の石橋脩も悪い騎手じゃないけど、これほどの力のある馬に乗ったことないだろうし、経験の差がモロに出た格好。
共同通信杯で結果を出せず手放すことになったのは本当にもったいなかったね。
馬も騎手も、実力の差がありすぎた。


さて、もともと東京で強かったドゥラメンテ
ダービーに向けては能力的にはなんら不安はなく、最有力なのは間違いない。
あとは距離延長とさらなる大歓声での折り合い面だけか。
逆に優等生のリアルスティールはダービーの舞台で本領発揮になるのは間違いない。
あと個人的にはこの馬はもう少し溜める乗り方が合うと思う。
他の馬は正直差をあけられたかなという印象。
キタサンブラックが予想以上に強いってことも判明したけど、それでも勝ち負けまではどうかな。
そうそう、キタサンブラックが3着に残り、馬券は大外れ。
もう少しでブライトエンブレムが届いたんだがねぇ。
まぁ今日はニューヒーローの誕生を生で目撃できて、それで十分ですよ。
亡くなったアドマイヤグルーヴは現役時代好きだったので、最後の最後に孝行息子が現れたことが何よりも嬉しいです。



馬券成績はノーホーラこそ防いだがそれでも負けは負け。
結局春の中山は3戦1勝で負け越しました・・・。
次に中山に来るのは・・・え?有馬?
次回遠征予定は天皇賞・春