WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

スプリングS観戦記

混戦クラシックのトライアルで一番メンバーが揃ったと思う今年のスプリングS
ディープブリランテも出るということで、久々の中山競馬場へ出向きました。
最近週末になると雨模様で、今日もしばらくは曇り空だったけど、メインを迎えるころにはポツポツ来てしまい、馬場は重たく、馬によっては巧拙の差が大きく出そうな塩梅。


ディープブリランテの良いレースが見たいけれど、他に気になるのはグランデッツァ
札幌で強い勝ち方をしていた馬だし、パワーのいる馬場は向くはず。
この馬が怖いなぁと思えた。
パドックの様子は落ち着いて堂々と周回し好調をうかがわせた。



ディープブリランテの方は共同通信杯の時と比べて馬体も絞れ、今度は力を出せそう。
ただこの馬の場合はとにかく折り合いがカギ。
返し馬ではソロッと出してノビノビ走れていたように見えたけど・・・。



レースは共同通信杯の時とは違い、行きたい馬が何頭かいたため押し出されることなく好位をキープ。
ただ今回も行きたがるのを懸命になだめながらの追走。
それでもなんとか我慢は効いて、勝負所に差し掛かった。
しかしここで一気にスパートしてしまったのが結果最後に響くことに。
すぐ後ろに来ていたグランデッツァに恰好の目標とされてしまった。



懸命に押し切ろうとするものの、坂を上がったところで止まってしまった。
最終的には決定的な差をつけられゴール。
今回も末がある馬に完敗を喫してしまった。



気性と脚質的に、どうしても目標にされてしまうのはつらいところだ。
勝負所で一気に行ってしまうのではなく、もうワンテンポ、ツーテンポ仕掛けを遅らせることができるようになれば、と思う。
一気に突き放すときの勢いがすごいだけに、その力をもっとコントロールできるようになってほしい。
共同通信杯よりはマシだったものの、課題はまだまだ多く残すディープブリランテでした。


グランデッツァ復権。クラシックはますます面白くなってきた。
グランデッツァゴールドシップと手合せしてないワールドエースの存在は楽しみ。
全てのトライアルを見て、末だけならワールドエース優勢かなと思うけど、皐月賞向きなのは他の馬のような気もする。
本番が楽しみだ。


ところで阪神大賞典にも触れなければなるまい。
オルフェーヴルが断然人気で、断然強いだろうと思いきや、いやはや競馬はやってみなければならないね。
競馬に絶対はないというけれど、ああいうことまではさすがに予想外と言わざるを得ない。
超人気馬の世紀の逸走。そして立て直してからの猛追。
結果2着に敗れたけど、差しちゃうんじゃないかと度肝を抜かれた。
それにしてもこんな珍しいレース、めったに見れないわ。
あれでもし勝っちゃったらマルゼンスキーを超える伝説になっていたね(苦笑)。
この馬も折り合い面という大いなる課題が残された。
いずれにしても負けちゃいけないレースだった。
これを受けて春天はどうするのかな。


次回遠征予定は来週。連闘で高松宮記念予定です。
新装オープンの中京競馬場、楽しみです。