WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

天皇賞・秋観戦記

今年も秋の天皇賞を見に行きました。台風が心配されたけれど、土曜日に過ぎ去ってくれて一安心。
良馬場とは行かないまでも、雨が降らないのは観戦する側からしても助かります。
今回は指定席抽選に外れてしまったので開門ダッシュ
可もなく不可もなしといった場所に陣取って、さぁ苦手府中に挑むぞ。


その意気込み虚しく1Rは明後日の予想。嫌な予感は早めに振り切らねばならない。
2Rで本日最初の的中。16倍ぐらいついたのが予想外で嬉しかった。何よりひとつ取れたことは府中においては精神的に大きい。
3R、4Rは苦手の新馬戦。予定調和的に両方とも外したわけだけど、3Rで勝ったダンスファンタジアはなかなかのモノと見た。
それもそのはずでダンスインザムードの初仔。余裕のある勝ちっぷりは上を目指せることを示していた。
この世代、牝馬に逸材がそろっている気がするね。女の時代はまだまだ続くのだろうか。


午後入って5R。ここを勝負レースに認定し3連単で勝負。
思惑通り、1着2着は決まった。しかし痛恨の3着抜け。やっぱ私は府中では勝てないのか・・・。
思わず頭を抱えかけた、そんな私を救ってくれたのは、あの男だった。
蛯名正義。先日牝馬3冠ジョッキーになったあのお方。
今日は蛯名ファンの馬友は一緒じゃなかったけど、7Rで◎にした6番人気のユメノトキメキを持ってきてくれた。
2着の7番人気の天敵柴田善も持っていたので高配当ゲット。今までの負けを取り戻して余りが出た。
この後はメインまで当たりがなかったけど、それでも本日の負けがなくなったことは確定。
余裕を持って天皇賞の予想に入れた。エビショー様、天敵様、本当にありがとう。


午後には馬場状態もやや重まで回復。結構早いタイムや、早い上がりも計測されていた。
これなら能力をそがれることもないだろうと、素直にブエナビスタ本命。
3連単の頭に固定し、2着候補にジャガーメイルペルーサアーネストリーを配置して流した。
そして見事に、ブエナは期待に応えてくれた。


強かった。本当に強かった。今までで今日が一番強い内容だったと言えるんじゃないか。
勝負どころでの他馬との手応えの差は、興奮モノだった。
一気に突き抜けて最後は抑える余裕。ペルーサが鋭く迫ってきたけど、抜かれる気はしなかったよ。
春とは別馬。調教師が春はデキが悪かったとコメントしていたが、これこそが本来の姿ということか。


GI5勝目で秋天父娘制覇。初の混合GI勝利。様々な箔をつけた現役最強馬。
私の中で、牝馬としてはウオッカと同等、いやそれ以上かもしれない存在にまで上り詰めてきた。
今後のローテでJCと有馬をどちらか、あるいは両方ぶっこ抜くようなら、
最愛のダイワスカーレットちゃんをも超える評価を与えてしまうかもしれない。
どうせならどこまでも上り詰めて欲しい。そんな事を思ったのだった。


2着のペルーサ。出遅れて脅威の脚。かつての恋人を必死に追うアンカツさんが哀しかった。
2400mのJCなら追走が楽になる分、逆転の可能性を秘める。
まだ半信半疑な面がある馬だけど、アーネストリーに先着したのは3歳馬として非常に立派な成績だ。
古馬牡馬でたぶん一番強いアーネストリーに勝ったのだから、
エイシンフラッシュヴィクトワールピサなどが揃うJCで、ブエナvs3歳馬の構図が出来上がったね。
もちろん参戦予定だけど、かなり楽しみなJCになるのは間違いない。


そうそう、3連単の75倍弱をゲットし、苦手府中を攻略できたことを手前味噌ながら付け加えさせてください(笑)。
いいレースは見れたし、馬券は完全勝利だったし、今年の天皇賞は最高でした。