WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

弥生賞観戦記

先週末は所用で東京に出向く用事があったので、
合間の時間で当初は予定のなかった中山にスポット参戦してきた。
雨が降ったりやんだりで非常に寒かったけれど、弥生賞なら見ておいて損はないと思ったのだ。


中山競馬場にたどり着いたのは6Rが始まる頃。
7Rから馬券を買い、8Rと続けて外したところで、今日の馬券は諦めた。
こう毎週毎週重馬場だと、予想するモチベーションがあがらないよ。
弥生賞だけは軽くワンコインだけ3連単で遊んでみたけど。


ところでこの日は西の阪神でもアルメリア賞という注目レースがあった。
その血統から弥が上にも注目が集まるルーラーシップが出走するからだ。
んで、圧倒的人気になってどんなレースをするかと思いきや、
直線でタムロスカイ−佐藤哲に思いっきりぶつけられ、こりゃダメだ圏外に去ったなと思ったその瞬間。
「負けるな!今年のダービー馬!」と客が絶叫。
その声が届いたのか(届かないよ)、ルーラーは立て直して差し切ってしまった。
今年のダービー馬とは気が早いが、この馬は相当根性があって素質が高そうだ。
追えばしっかり伸びるあたり、父親のキングカメハメハを髣髴とさせる。
絶対東京競馬場は向くはずだよな・・・。停滞していたエアグルーヴ産駒もまた熱くなってきたね。


で、弥生賞はどうだったかと言うと、こちらも断然の人気を背負ったヴィクトワールピサが貫録勝ち。
終始インペタで、前にいる実力馬が抜けてスペースが出来るのを待つだけという、
今年は中山のもっとも無難な必勝パターンな騎乗を見せたのが弥生賞男・武豊
ヴィクトワールピサと言う馬の個性は、器用貧乏(良い意味でも悪い意味でも)だと思っているので、
ディープインパクトだとかアドマイヤムーンだとかみたいな乗り方よりこんな風な競馬がピッタリだと思う。
こういうタイプの馬は、岡部元ジョッキーのような人が乗ったら、きっと異常な安定度を誇るんだろうな。


でも道悪、馬込み、中山の坂、いろいろ克服して、まだ余裕のあったこの馬も相当強い。
派手さはないけど、最後はきっちりと勝つってあたりが、玄人受けするタイプかもね。
だいたい暮れのラジオNIKKEI杯2歳S弥生賞という、2大出世レースを突破して、将来が暗いわけがない。
さっきのルーラーシップじゃないけど、こっちも本場場入場の時、「さぁ今年のダービー馬の登場だぞ」と、
嬉しそうにはしゃいでいた青年がいた。
今日はずいぶんと今年のダービー馬に出会ったなぁ(笑)。


再来週は真打のローズキングダムが出るし(これが現在の路線のトップ=ダービー馬候補だ)、
もしかしたら毎日杯に出るあの馬こそが今年のダービー馬かもしれないし(噂ではルーラーシップと激突するとか!?)。
うーん、役者が揃っている今年のクラシックは盛り上がりそうだ。