WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

有馬記念観戦記

今年もグランプリ有馬記念を観戦に中山競馬場へ出向いてきました。
去年と同じ朝3時半起きで競馬場に出撃。
今年は目玉になるはずだった馬が相次いで回避したせいもあって、列も例年よりもだいぶ前の方に構えることができ、7時半の開門時も大きな規制もなく開門ダッシュに成功。
スタンド半ばで力尽きたものの、なんとか座席を確保することが出来ました。
正直、有馬記念でこの程度の入場人員になってしまうとは、一抹の寂しさと不安を覚えますね・・・。


そんな早朝の中山競馬場に衝撃が。
ミルコデムーロの乗り替わりの発表にどよめき。
代わりに乗ることになった三浦皇成の名前に怒号。
前売りでエイシンフラッシュを買った人はどんな気分だったのだろう。


個人的にも今年最後の競馬となるこの日。
ここのところ調子がいいので、最後も勝って終わりたかったのだが・・・。
師走の寒い中山は厳しかった。わずかに新馬戦一鞍を取ったのみ。
もはや有馬記念は本命サイドを買っている場合ではなくなってしまった。


熟考の末導き出した本命はトゥザグローリー
有馬記念2年連続3着は伊達じゃないはず。
冬場は走る!・・・んだよねぇ?
自分で本命にしておきながら、近走の成績が酷すぎるだけにとても強気にはなれない、そんな弱気な攻めの予想でした。



他で気になったのはゴールドシップルーラーシップのシップシップ。
負けが込んでいる身としては、シップシップ決着だけは避けて欲しかった。



いろんな思惑が渦巻く中、レースはスタートした。
・・・いつものようにルーラーシップが出遅れて。
しかもただの出遅れじゃなく、もう少しでラガーレグルスになっちゃうぐらいの。
その瞬間、私の目の前にいた人が崩れ落ちた(笑)。ご愁傷様。


レースは有馬記念にしては結構流れていて、シップシップは最後方追走。
トゥザグローリーも後方。
差しが届きそうな感じだったので、シメシメと思ったんだけどね。
トゥザグローリーは早々に手応えが怪しくなり、フォームもバラバラ。
前走でダートを使ったことで、馬が完全にリズムを崩しちゃってる感じ。
この秋、まったくいいところがなかったし、こりゃ立て直しに時間がかかるかもしれないな。


早々に馬券が紙くずになる中、グイグイ伸びてくる馬が目に入った。
目立つ白い馬体だ。



剛腕内田騎手にしごかれて、しごかれて、ゴールドシップがひたすら伸びる。
すぐ後ろにルーラーシップを従えて。
結局シップシップ決着かよ〜、と思いきや、内からオーシャンブルーが割って入ったけど、もはや馬券の興味は一切なかったのでどうでもよし。
ただひたすら、ゴールドシップの強さに舌を巻くだけだった。



ズブいくせに追うだけ伸びる。そして勢いがついたら止まらない。
内田騎手にピッタリの馬だと思う。
同じステイゴールド×メジロマックイーンの黄金配合でも、オルフェーヴルは瞬発力に秀でたタイプ、ゴールドシップは持久力に長けたタイプ。
まったく違うタイプのGI馬を輩出できるとは、この最強ニックスは実に奥が深いんですね・・・。
だけどゴールドシップは強いよ。
今日の走りならたとえオルフェーヴルが出ていても面白かった。
新しい芦毛伝説を作れる馬かもしれない。
来年以降も活躍間違いなしでしょうね。
瞬発力と持久力、どっちの黄金配合が上なのか、興味は尽きない。


結局今年も有馬記念を取ることはできなかった。
最後をビシッとしめて新年を迎えたいんですけどね・・・。
朝3時半に起きて奮闘した結末が、本命馬のシンガリ負けですから。
ある意味清々しいかもしれないと無理矢理納得しておく(笑)。


さて、今年の競馬活動も無事に終えることが出来ました。
今年も全国各地いろんな競馬場に出向けました。
だけど今年は中央開催で、唯一阪神競馬場に行けなかったので、来年はぜひ行きたいと思っています。
では来年の馬活再開まで、しばし放牧に出させてもらいまする。