WE LOVE KEIBA ~3rd Season

観戦記を中心に競馬の事を書いてます

天皇賞・秋観戦記

日本ダービー以来、実に5か月の沈黙を破って、久々に競馬場へ帰ってまいりました。
この間、札幌記念など行くチャンスはあったのだけれど、台風の接近で断念などし、私としてはずいぶん長いことこの世界から遠ざかってしまっていましたが、その分この週末はひと暴れしてやろうじゃないかと、意気揚々と府中入り。


まずは土曜日。
この日のメインはアルテミスS
通算5回目の歴史の浅い重賞だが、過去4回いずれも的中したことなし。
今年はなかなか強そうな馬がいたので、初的中と行きたかった。
素質あるフローレスマジックリスグラシューのうち、将来性がありそうな方を本命に固く買ってみたら・・・。



勝利したのはリスグラシューの方でした。
まことに固い決着ながら、アルテミスS初的中です。
粗削りな馬だし、ハーツクライ産駒なので成長力もありそう。
来年のクラシック戦線をにぎわすのは間違いないでしょう。
復帰初日は、軽く浮いたところで終了となりました。



明けて日曜日。
今年の秋天は、メンバーはそこそこ集まったもののフルゲート割れ。
正直、あまりワクワク感はなかったけど、一応念のため5時起きで競馬場入り。
開門ダッシュは理想の位置までは届かなかったものの、足かけ席を取ることは叶いました。


寒い寒い東京競馬場
震えながらの観戦はきつかったけれど、やっぱり現場の匂いはいいものでした。
東京競馬場での競馬観戦はやっぱり最高!
馬券も当ればもっと最高!なのですが、とんとんのままメインまで来てしまいました。


今年の秋天予想で一番重要だったのは馬場状態。
完全に外差しで、昨日から芝は逃げ切りを一度も見たことがなく、逃げ馬のエイシンヒカリはオミットするしかありません。
となれば強烈な差し脚を持っているこの馬を本命にしない手はないでしょう。



アンビシャスを頭と、ノリ騎手なので2着付けでも買って3連単勝負!
レースはエイシンヒカリが怖いくらいに折り合っての超スローペース。
いかに外差し馬場でも、古馬GIでこの超スローなら前残り必至!
かと思いきや、楽なペースだったエイシンヒカリはアッサリと捕まりズルズル後退。
そんな中、我が本命のアンビシャスは、荒れた内に突っ込みやがった!
逃げ馬が内を開けて走るほど荒れたところにわざわざ突っ込んで伸びるはずもない。
馬券はアッサリ紙くずになった模様。
そんなもがくアンビシャスを尻目に、大外から桁違いの伸び脚を見せる馬がいた。



モーリスでした。
余裕綽々の走りに見えましたよ。
札幌記念では前を捉えきれず2着に敗れ、距離不安説もあったこの馬。
終わってみればこの距離でも実に強かった。
そしていかんなく能力を発揮させたのが仕事人のムーア騎手。
小憎らしいほどクールにゴールインを決めて見せた。



2着はリアルスティール
デムーロに乗り替わって適距離に戻ったので、このオッズは美味しいと思い対抗にしていた馬。
走り時を掴みながら馬券に出来なかったのはつらい。
次はきっと人気も戻ることだろう。
3着に去年同様、勝敗決した後に突っ込んできたステファノス
アンビシャスはその後の4着でした。
モーリスの後からついて行く展開を予想したんだがなぁ。内へ突っ込みますか。
これだったら外枠の方がまだよかったのかなぁ。


切れ者ディープ産駒3頭を退けたスクリーンヒーロー産駒モーリス。
不世出の名馬と言っていいでしょうね。
国内最後のレースで素晴らしいパフォーマンスを目の前で見れて写真に残せてよかったです。
この馬なら2000mでも世界と渡り合えるでしょう。香港でも頑張れ!



次回遠征予定はジャパンカップです。