共同通信杯観戦記
2012年の始動は去年と同様共同通信杯としました。
というのも、ここにはディープブリランテが出走してくるからです。
個人的に今年のクラシックで追いかけたい馬はこれ、と決めていたのでね。
久々の東京競馬場だけど、なんかいつの間にかスタンドが全面禁煙になってて驚いた。
分煙化の時代だけど、まさか競馬場でまでとはねぇ。
私自身は憎煙家なので大変ありがたいんですがね。
さて、共同通信杯。ディープブリランテの能力を図るうえで絶好の存在がいた。
これまで路線の王道で強いメンバーと闘ってきたゴールドシップ。
この馬を超えてこそ、本命でクラシックに向かえるというもの。
さて、どうなりますか。
まずはパドックへ馬を見に行く。初めて生で見たブリランテ。
折り合い面に不安を残す馬だけど、周回は落ち着いていた。
ただ馬体重プラス10キロというのは、もう少し絞れるんじゃないかなという印象。
続いてゴールドシップ。こちらは芦毛だけど見栄えがして綺麗な馬だったね。
レースは、好スタートを切ったディープブリランテが抑えきれずにハナへ。
ゴールドシップは3番手くらいでこれを見る形。
この時点でちょっとヤバいかなと思った。
決して逃げて味が出るタイプでもないだろうからね。
案の定、直線では最後に止まってしまい、ゴールドシップの強襲になすすべもなく交わされてしまった。
なんかウオッカの毎日王冠を思い出すというか・・・。
2着。父同様、無敗でのクラシック参戦は夢と消えた。
単勝1.3倍に支持された馬のアッサリすぎる敗戦に拍子抜けのスタンドでした。
ただ、逃げて33.9で上がった馬が捕まっちゃったのだから、勝った馬を褒めるしかないね。
ゴールドシップにしろ、ディープブリランテにしろ、高速上りへの対応が不安視されていたわけだけど、ゴールドシップの方は一発回答で答えを出した。
33.3は先日のワールドエースに勝るとも劣らない強烈な末脚だった。
今回のが本来の姿なのかもしれないね。
それにしてもステイゴールドとメジロマックイーンのニックスは恐ろしい・・・。
一敗地にまみれたディープブリランテはやはり折り合い面が大きな課題。
馬体も500キロは切って欲しいかな。
素質だけで勝てたのは2歳まで。ここからはひとつの弱みが命取りだ。
今後の動向にも気をつけていきたい。
それにしても期待のディープ産駒を打ち負かしてくれちゃうのはやっぱりステイゴールドなのね。
去年の共同通信杯もそんな感じだったからなぁ。
産駒はほんと父親とキャラが違いすぎで、競馬の奥深さを思い知るよ。
快進撃が続くこの世代のディープ産駒だけど、天敵ステイ産駒がいる限り安泰とはいかないね。